パーキンソン病
脳で作られる神経伝達物質の一つであるドーパミンが減少して、神経同士の伝達がうまくできないために起こると言われていますが、はっきりとした原因が分っていないために治療法も確立されていない病気です。
パーキンソン病は50~60歳代に多く、約1000人に1人の割合でかかる病気です。
40歳未満で発症した場合には、若年性パーキンソン症候群と呼ばれます。
パーキンソン病の症状は、手足、体の震えにはじまり、歩行が小幅でゆっくりになったりするなど、体の動きが遅く鈍くなるのが特徴的なので「年のせいかな」と思うことがよくありますが、単なる老化とは異なり、徐々に筋肉がこわばって、体の自由が利かなくなってゆきます。
薬物療法が基本になりますが、症状の進行を遅らせることはできても、進行を止めることはできません。